青木葉 Eatful・Life

自炊おとこメシとたまに食べ歩きBLOG。卒煙&卒酒。健康についても勝手な持論書いてます。

2015年07月

すすきのに来て一軒で終われる訳ないでしょ(笑)って事で、ずっと行きたかったお店、すずらん。朝までやってるけど早朝散歩で通りかかっても朝食があるしで中々食べるチャンスが無い。一度食べれば好奇心も収まります。
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普通なら辛味噌を注文する所だけど、味噌2連発は厳しい。あっさりであろう鶏出汁を
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スープ一口目から直球で旨い。スープ自体あっさりではあるけど厚めの油膜で程よくこってり、塩ダレもビシッと効いてるのでパンチあります。これは旨い。断面スクエアカットのストレート麺も独特の歯応えでこれはクセになります。そういえばここも「さがみ屋」の麺ですね。何故か自分が好きなお店の麺はどこもさがみ屋製麺です。またも二軒目でなければ・・・と惜しみつつ、最後まで飲み干してごちそうさま。おなかポンポコリン
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ただ難を言えばふたつ。鶏チャーシューの味がすっかり抜けてる事と、食後の舌に残る化調が過剰な事。それでも十二分に美味しかったので再訪必至なお店でした。冬に食べたい味でもありました。

久しぶりに映画のレイトショーで夜の札幌駅に出たので、どうせならと帰りに観光客向けラーメンを食べに寄ってみる事にした。さっぽろラーメン横丁と言っても「元祖」ではなく「新」の方。どっちにしろ横丁で食べるのは初めてです。
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お目当ては最初からこの「もぐら」。名物の巨大チャーシューを食べてみたかったのです。0時前で結構な客入り。観光客というより出張組のオッサン多目。
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顔つきは頑固だけど物腰は穏やかなオヤジさんが作ってくれる味噌ラーメン。甘味の立ったマイルドな味噌スープが、なかなか自分好みで美味しい。チャーシュー旨い!麵も多目、茎ワカメが良い箸休めになりもう少しで飲み干してしまう所でした。20150722mogura03
観光客ばかりだと敬遠してて申し訳ない気持ち。他の味も試してみたいです。
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ネット検索すると市内でも激辛ラーメンが食べられるお店が結構ヒットするのだけど、しかし実際辛さだけを求めて食べたらガッカリするんだろうなと思うと、結局は自分で作って食べるしかないとの結論に達する。いかにも唐辛子で真っ赤なラーメンほど激辛党にとって「辛くない」ものは無い。ドMの激辛党はもっと上の地獄を夢見てるのです。20150722ouchiramen01
蠍一味(トリニダードスコーピオンブッチテイラー)もすでに5分の1ほど使っていた。舌を引っ張りながら走り回るような刺激は感じられず、かといって入れすぎたら胃袋が悶絶してしまうので、使用量には気をつけないといけない。なのでこれより上の「キャロライナリーパー」の一味は無いか?と検索したらありました(笑)
すでに売り切れ、入荷は秋以降らしいので買える時は三つくらい購入しようと思う。20150722ouchiramen02
そこで今日は昼飯に、市販の麵とスープを使って激辛ラーメン。辛味は上の三種類。正直、自分には右の台湾製ラー油の朝天辣椒が一番辛く感じる。不思議なもので、人によって一番辛く感じるものはスコビル値とか関係ないんじゃないかと思う。と言う事で出来上がったラーメンいただきます。
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 挽肉タマネギ炒めに朝天辣椒を大匙一杯分使い、スープは均等に辛くなるように超鬼殺しを10ダッシュ、蠍一味を10ダッシュ全力で振りかけ溶かしてから麵を投入。スープの色が全く赤くない。しかし思いっきり凶悪な匂いがします; スープを一口すする。辛くない。しかし飲み込んだ後、喉にヒリリと来るので辛いのだなと分かる。舌ではもう辛味を感じない。

・・・これが激辛舌か。

激辛選手権とかに出てくるツワモノは、痩せ我慢してるんじゃなく本当に舌で辛さを感じてないんだなと分かりました。ただその後食べる度に舌が熱い。今後自分は、辛さを喉で感知する事になるのでしょう(笑)ある意味ちょっと不幸かなと思います。その代わり、辛さで味が分からないという事は無く、逆に物の味がはっきり分かります。これが激辛の「ゾーン」なのだな・・・(違うと思う;

最後までペロリと残さずごちそうさま。食事中飲んだ水は2口。食中は辛いと感じず、食後にやっと舌に辛いもの食ったという実感が湧いてくる。先日のマジスパアクエリアスよりは辛かった程度。ひたすら熱く汗が止まらない。舌は鍛えられても、他の器官は鍛えられないのか。ここまでくると何の為に辛いものを食べてるのか分かりません(笑)

久しぶりに「かわなみ食堂」のお母さんの顔を見たくなったものの、他に行きたいお店(023)があったので、このお店の前を素通りしてそちらの店へ行くと・・・振替休日なのか閉まっていた。そうかい。じゃあお母さんとこ行くしか無いじゃないか(笑)
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以前「辛味噌ラーメン」を頼んで普通の味噌ラーメンが出て来た事があったので(笑)、今日こそはと「辛味噌作れる?」と訊くと「いやー!暑いから作るのイヤ!」ですって。そう来るとは思わなかったので笑ってしまった(笑)
暑い暑い腹減ったとボヤきながらラーメン作るお母さん。元気そうな様子で良かった。
この調子ならまだまだ心配いらないでしょう。
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とりあえず味噌チャーシューメンを頼むも、塩でも醬油でも良いヨと念を押す。多分きっとまた間違われるから・・・と思ってたら、ちゃんと味噌ラーメン完成。おお、素晴らしい。しかし、チャーシュー1枚ペロンと載せて冷蔵庫に戻そうとするお母さん。
「チャーシュー!チャーシュー!」「ああそうだった」 コントですか(笑)
いつも何かしら忘れられるか、備蓄が切れてるかなのだけど、今日はシナチクが無かった。なのでチャーシューが大盤振る舞い。たっぷり載ってます。素晴らしい。
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ここのチャーシューは味が濃くて噛めば噛む程旨味が出て美味しいので、ライスも頼まないと損。昔の自分のお婆ちゃんと同じように、漬物には味の素振りかけて醬油回しかけてから出される。懐かしい光景に泣き崩れそうです(笑)いやもう旨い旨い。
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いつもは麵を茹で過ぎた上に放置されて伸び伸びになる麺も、今日はドンピシャリ。
スープの出来もいつも通り最高。「よくこんな美味しいスープが作れますね最高に美味いです」と言うと、急に真顔になって「だろうね」と仰るお母さん。その時職人としてのプライドが出た良い顔してました。やはりここは自分にとって某おばあちゃん店と同列の札幌一位です。美味いなぁ。ラーメンは無化調がどうの素材がどうのじゃない。
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チャーシュー on the ライス。
本当にここのチャーシュー旨い。しつこく書くけど、旨い。
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今回もまた二人きりで会話しながらラーメンを頂きました。ラーメン人生65年のお話もまた聞けました。身体を労わりながら、末永く頑張ってもらいたい特A級ラーメン店です。

一昨日の夕食で自宅カレーを食べてる時に、スコーピオンブッチテイラーを数ダッシュふりかけて食べてみたら何と辛さを感じない!あれおかしいな?ともう数ダッシュぶっかけても辛くない。しかし喉から食道、胃袋の粘膜が悲鳴を上げてるのが分かる。その後数時間、胃袋がもんどり打って腹痛に悩まされた。唐辛子が辛くなくなった訳じゃない。
自分の舌が、次元上昇したのだと!(笑)

と言う事で、今なら挑戦できるという確信が持てたので、三日置いてのマジックスパイスへ。目当てはもちろん、最強レベルのアクエリアスです。チキンにチーズをトッピング。チーズはせめてもの激辛対策;
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初挑戦と言う事で、お約束の注意書きを渡され読むように指示される。もしかしたら、自分は思い上がった間違いを犯してるのではなかろうか?と急に不安になる。食事が来る前に男性スタッフもやってきて、頑張ってくださいと言われ、ちょっと強がって見せたり;
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今回激辛対策として一緒にオーダーした「バナラッシー」
食事前の胃袋カバーと、食後の舌休め用に。バナナシャーベットが美味しい。これは心強い味方です。辛いものには水は凶器になります。辛さに弱い人ほど絶対に、口が曲がるほど甘い飲み物を用意するのが賢明です。
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待つ事10分少々?でやってきたアクエリアス。早い!デカイ!
なんかもうスキマが真っ赤です。怖いです。女性スタッフ二人にお約束の「虚空の彼方にいってらっしゃいませ!」と送られ「逝ってきます」と覚悟を決める。
(確かそんな口上;)
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マジックスパイスのスープは透明で澄んでるのに、この真っ赤さはどうだ。いかにも辛そう、いや辛いでしょう!ではいただきます!
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・・・・・はふっ、はっ、かっ・・・か、辛くない!(笑)甘い!甘くてフルーティ!(笑)
なんという事でしょう。喉にヒリッとくる程度で舌には一切辛味を感じません。純粋に美味しいです。これはカレーなんかじゃない、完全にオリジナル料理ですよ。食べ始めてからスープを持って様子を伺いにやってきた女性スタッフが声をかけてくれるけど、全く心配無用の辛さレベルで申し訳ないくらい。思えば激辛に慣れようとカプサイシントレーニング(何それ)を始めたのが10年ほど前。初めてマジスパで涅槃を食べたのが6年前か。いつかはマジスパのアクエリアスを!と夢見て激辛道に励んできたけど、気が付けば敵は一撃で倒せる雑魚となっていたようだ。ただし肉体はちゃんと辛味を感じて汗が噴出す。しっかりタオルを持参したので問題ない。ちょっと咽て咳き込んだりしたけど、水はコップ一杯足らず、ラッシーは一口だけで最後まで食べきりました。ターメリックライスの横の白いのは沢庵ではなく、パイナップル(笑)他に小鉢のピクルス等も来ました。
カレー皿にはホロホロに煮込まれたチキンレッグ丸ごと、ゆで卵にキャベツえのきブロッコリー等の野菜でそのスキマにソースがある感じ。正直具が多すぎます。もっとこの真っ赤な唐辛子ソースが欲しい所です。
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ポットには鶏のスープ。食べ終わった丼に注いでキレイにしつつ飲み干す。何となくサッポロ一番塩ラーメンのスープっぽい(笑)
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カウンタのスパイスを足して美味しく飲みきりました。自分でもアクエリアスをアレンジすれば良かったかな。ただこれ以上唐辛子を入れても辛さは変わりません。
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さて、食べ終えたタイムです。
16分15秒。ネットでは一時間かけて食べたとか怖いことが書かれてたりしてビビってましたが、鵬龍の地獄の根性ラーメンの二倍足らずのタイムでした。早食いではなく、最後まで変わらないペースで食べ続けてたのでこの辺は二郎と同じ極意です^^20150720mgsp-aq015
そういえば食後の完食したお皿の写真忘れた; まぁいつも通りのペロリ風景でした。
で、食べる前と最中には5人に大丈夫かとか頑張ってとか言われてたので、完食した暁には碇シンジ君おめでとうばりの拍手を頂けるのかと思ったら、店員さんは会話に夢中でこっちすら見ない(笑)ああ、余裕で食ったら同情もされないよねと(笑)はい、ごちそうさまでした!後は「虚空200」を食べたらマジスパでの挑戦は終了です。しばらくは激辛の敵は居ないので普通の食生活に戻ります。・・・多分。
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今は無き「大沢食堂」の極辛カレーも、今なら笑顔で完食できそうな気がする。でもあのお店はもう無い。そして今は札幌在住なので、札幌でもっと容赦の無い辛いものが食べたい。デスソース系ではないお店は無いものか。結局は辛いものを求めて旅は続くのでしょう。しかし胃潰瘍や胃癌などのリスクも高いので、辛いものは程ほどにしておきます。
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最終感想 マジスパのアクエリアスは、甘くてフルーティでとっても食べやすいピリ辛カレーでした!(あくまで個人的肉体的感想 痛い目見ても責任は負いません@o@)

暑いですね。昨日雨の今日は曇りと、湿度が高く一転して不快な札幌の気候です。こんな時には冷たいラーメンが食べたい!と言う事で華麒麟さんの季節限定裏メニュー。
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冷たい煮干しそば。
煮干しの苦味が出てるけど、煮干し好きとしては全く問題なく、スープと岩海苔からの磯の香りが口一杯に広がる美味なる冷やしラーメンでした。
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今月から使用してるという煮干し専用の多加水平ちぢれ麵。これがチュルルンモッチリとして唇に心地よい響きと食感。塩味高めの冷潮汁にマッチしててたまらないです。これで600円、夏の内にもう一度味わいたいですね。これは冷つけ麺でも食べてみたいです。
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昨年夏のまるはビヨンド限定冷やし。載せ忘れてたのを発掘。
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貝出汁の普通のラーメンと思って注文したら、器までキンキンに冷えた冷やしラーメンだったので魂消た記憶がある。そして、一口目から怒濤のように押し寄せる貝の旨味に驚かされた記憶。麵もスープも具もとにかく美味い。構成も彩りも素晴らしいとしか言えない冷やしメニューでした。今年もまた新たな驚きを味わえたらいいなと願うばかりです。
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