いきなり角煮が食べたくなったので作ってみた。食べたくなった時点で普通の人なら「買って来る」か「食べに行く」のが正しい選択なのだけど、何で忙しい時に作るかね。いや、忙しいからこそ放置可能な煮込み料理が出来るってもんでしょう?・・・というのが大間違いでした。煮込み料理はアク取りで鍋に付きっ切りだったのです(笑)
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材料:豚バラブロック1kg強、黒砂糖ブロック、葱、ニンニク生姜、酒、昆布

以前トンコツ鶏ガラスープでお世話になった中央区の某精肉店さんに、本当は「三枚肉」を買いに行ったのだけど、札幌では需要が無いのか置いてなかったので仕方なくバラブロックを購入。そう、実は沖縄のラフティが作りたかったのです; ラフティだったら食べられるまでもっと時間かかってました。
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角煮自体も、作るのは20数年ぶりという浦島状態なので、ネットで色々見ながら思い出しつつ作業開始。どこのレシピも、切り分けてからフライパンで表面焼いて煮汁で煮て・・・とあるけど、そんなんじゃ脂抜けませんって。旨味も抜けないけど脂肪で死亡しますよ(
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30分茹でこぼして、水洗いしてから香味野菜と下茹でしていきましょう。この時点でもうアクは全然出ませんね。脂が抜けてくるのでオタマで時々すくって、ここからほぼ放置で三時間煮ました・・・
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硬かった肉が柔らかくなったので、肉は取り出して冷蔵庫に。煮た汁はキッチンペーパーで漉してこれを角煮の煮汁ペースにして味付けしていきます。出て行った旨味を肉に戻してやります。それは翌日の作業で・・・もう眠いzzz.....
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冷蔵庫で冷やして固まった肉を切り分けて鍋に・・・冷えて確かに包丁で切り易くなってるけど、しっかし脂がすごい!断面層は殆ど脂。作業進めてるうちに色々と昔の経験を思い出しました。若い頃は角煮大好きだったなぁ。今はもう歳のせいかツライですが; だからこそ今回は徹底的にコラーゲン角煮を目指します。
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多目の黒糖と八角生姜醬油酒、そして昆布も加えてお肉をコトコト煮詰めていきましょう。この時点で用意していた茹で卵10個も加入。真夜中過ぎの未明時間に家中広がる八角と醬油の香り!安眠妨害も甚だしい(笑)
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煮汁も煮詰まり、肉もホロホロと柔らかく、味見した煮玉子も超絶的に美味しい!ホッフホッフと食べました。真夜中に・・・ 冷まして冷蔵庫に入れて冷やして肉を引き締めます。冷えてももう殆ど脂が固まりません。序盤の作業で取れたラードは、少量だけど別に保管して料理に使いましょう。香味野菜の香りが付いて良い感じです。

そして翌日の晩ご飯(本日)

黒糖角煮で作った角煮丼の完成です。お皿は今日このためにニトリまで買いに行きました。そう、お昼のシャカリキはそのついでにというか、いや本当の目的はラーメンだったり(笑)徹夜で仕事しながら料理の仕込もしていたので疲れましたが、美味しければ全てが報われます。
では、いただきます!^Q^
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箸で持ち上げたら崩れてしまう程の柔らかさ!舌の上で融ける脂。否、脂が抜けてるので殆どゼラチン質。一口目から「うまいっっ!」と唸る会心の出来!もちろん家族にも大好評。角煮が食べたい!というインスピレーションに従って本当に良かったと思う。
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お肉とご飯にかけたタレは、角煮の煮汁を漉して、さらに醬油酒昆布タカノツメを加えて片栗粉でトロミつけました。八角臭さが昔懐かしい角煮の風味。個人的にたまらない香りです。甘辛いタレと崩壊寸前の豚の組み合わせは鉄板ですね。今回は大満足でした。これでまた必殺技がひとつ増えました(笑)

ただ、こうやって美味しいご飯作ってもモテる事はありません。あれ、涙が・・・


ニトリのお皿、大きくてワンプレートに料理を納めるには重宝しそう。縦横21cm×31cmもあって今後もこれメインで使いましょう。あと、明日の食事の仕込みを昨日からやってるのでまだまだ疲れが取れません;なんか本末転倒・・・