以前ポレンタ・ベルガマスカなるトウモロコシ粉を買って来たのだけど、一体どうやって食うのか?すら知らず、ネットで勉強し、どういうものか理解するところから始まった。何でそこまで苦労して食べたことも無いモノを作って食おうとするのか・・・食わせる店を知らないからしょうがないじゃない(笑)
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作ってる過程は下の方に載せておくとして、昨日の真夜中からベースのタマネギ一時間炒めて、昼から仕込んでいたポレンタ用のWソースをかけて完成の図。真ん中の黄色いオムレツの様なのが、40分練り上げたポレンタ。右が南イタリア仕様のトマトソース。左が北イタリア仕様の海老アボカドクリームソース。しかしアレンジし過ぎて完全に創作料理;
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トマトソースには木材シナモンを加えて煮込んだら、めっちゃシナモンくさいソースになった。カレーのときはむしろ全く気にならないシナモンが、物凄い香り攻撃をしてくる。如何に他のスパイスが抑えてたのか理解した。なんかもうケーキにかかってるフルーツソース。そもそも南イタリアのトマトソースにシナモン入れるのかい?
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こちらが海老アボカドソース。カシューナッツと生クリーム、ミルクとスペアミントでネットリ仕上げた。しかしミントの香りが支配しており、こちらもまるでスイーツ!(笑)
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ポレンタはポレンタで冷えてくると固まってきて、まるで硬めのスポンジケーキ!両サイドにお菓子のようなソース。色合いからしてクリスマスケーキか!(笑)しかし家族には何故か好評。自分も白ワイン飲みながら変な笑いが出た。不味い訳じゃなく美味しいと思いながら食べました。何とも面白い料理を作ってしまった・・・どうかしてやがる(笑)

こちらジャガイモが余ってるので、久しぶりに作ったビシソワーズ。美味い。しかし今日は生クリーム摂取し過ぎ!でも美味い。今夜一番ホッとした料理(笑)
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最近その料理のお国のレシピに従って作ってばかりだったので、久しぶりに創作方面に暴走してしまいました;料理ってのはスタンダードが一番良いんだなぁ・・・

翌朝ポレンタ
フライパンで硬くなってる(といってもスポンジ状)ポレンタを、カットしてオリーブオイルと塩胡椒で焼き、トマトソースを打ち直して食卓に出した。自分は台所で余ったポレンタを焼いて食べたのだけど、これが超美味いの(笑)特にカリカリに焼けた端っこが最高。ああこれがポレンタの魅力か!焼くより揚げたほうがもっと美味しいかも知れない。ちょっと次はそこを生かして味わってみよう。
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以下、ポレンタを熱湯に加えながら混ぜて混ぜて、練って練って練り上げる行程。その時間40分。腕が引きつるほどの重労働!まさかこんなに疲れるとは!
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混ぜ始めて10分もしないうちに粉が湯を吸って重くなる。追加でお湯を加えながら混ぜるけどすぐ同じ硬さに戻って重い。
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30分練り上げてやっと鍋肌からポレンタが離れるようになった。あと少し!
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35分、ラストスパート前にとろけるチーズとバターを加えた。そのままでもソースがアレだから(笑)ポレンタ自体味がしなくても良かったのだけど、美味しいほうがいいじゃない^^。
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40分練り上げてついに完成。お皿に取り分けて、ソースかけて食べました。疲れました。
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ポレンタで検索したら結構出してるお店がありますね。しかし小洒落たイタリアンになんぞ用は無い。そんな金があったら、自分で作るッ!(結局貧乏性なだけ 笑)